背景
デジタル人材の育成が課題となっており、その解決策の一つとしてe-learning(デジタル教材)が挙げられていました。
しかし、この手のものは効果が分かりづらい、事業貢献が見られない(学んで終わりになる)、すぐ使わなくなるなどの課題がありました。
実施事項
e-learning(Udemyを使用)活性化プログラムを企画・運営しました。3ヶ月間のタームで実施しました。
まずUdemy専用のチャットグループを作成し、受講した講座の感想を共有する場を設けました。また受講した講座に基づいて自分の所属する事業部で実際に活用できるアイデアを考え、それを2回の発表会(約4名の受講者とデジタル知識が豊富な運営2名)でブラッシュアップする取り組みを行いました。
企画だけで終わらせないよう、アイデア発表会の2回目前には、必ず上司の意見を求めるプロセスを組み込むことにしました。
これにより、部門を巻き込み、また個々のデジタルイメージが向上し、各チームでデジタルアイデアや企画が生まれることを狙いました。
結果
優れた案件には予算を割り当てて推進することになっていましたが、実際には想定以上に良いアイデアが出てきたことや、発表会を通じた交流により、社内のつながりを活性化させ、デジタル化の推進に貢献でき、本取り組みに対して高い評価を頂きました。
特に、PowerBIを活用したデジタル改善は大きな反響を呼び、その後も多くの場所で利用されるようになりました。
またトライアル終了後、口コミ経由で部門ごとの活用についていくつかの部門から打診がくるなど反響が大きい取り組みとなりました。
本取り組みはその後、コーポレート部門に移管しました。