背景
デジタル人材の育成が課題となっており、その解決策の一つとして具体的なテクノロジー導入プロジェクトへの経験が挙げられていました。
しかしながら、元々デジタルスキルのあまり高くない人々が集まりデジタルプロジェクトを推進する事は、スキルセットを考えると非常に困難であり、どちらから手をつけるべきかという悩ましい状況でした。
実施事項
そのため、デジタルコンサルというチームを部署横断で設立し、そのチームからデジタルに深い知見を持つ人材を派遣し、プロジェクトにアドバイザーとして参加するという試験的な取り組みを行いました。その結果、プロジェクトに参画した人材のデジタル活用スキルが上がるのかを検証する目的でした。
まずは、各部から推進したいと考えているデジタル活用アイディアを募集し、そこに対して事務局が企画化を推進、その中から一定の事業貢献が認められるもの、かつ比較的短期間で完了するプロジェクトを選定し、そこに対して人材を派遣することにしました。
具体的な役割分担、支援のためのフローなどを定義し、各部への説明、協力を取り付け、トライアルを実施することとなりました。
効果検証のKPIに関しては、別途プロジェクトでデジタルスキルを定義し、そこに対する自己評価と、参画したアドバイザリーからの他己評価の2つで計測を行いました。
結果
3つのプロジェクトへ人材をアサインすることとなりました。
結果、デジタル活用スキルにも向上が見られ、また副作用的に部門の方がデジタル人材に相談しながら安心してプロジェクトを進められるということで、非常に高評価な取り組みとなりました。