背景
今まで一度もデジタルマーケティング戦略を作ったことがないお客様で、経営層からの指示で初めて作る事になりました。
また、デジタルマーケティング部のみならず関連部門も巻き込んだ上でプランを作る必要がありましたが、各部間の横のつながりが薄く、各部がどのような想いを持っているか把握していない状態でした。
実施事項
12名及び4つの組織(デジタル推進チーム、デジタルマーケティング部、IT部、プロダクト部)からなる組織横断プロジェクトチームを結成し、デジタルマーケティングの戦略について検討しました。
私たちは主に検討アプローチの設計、各会議体及びワークショップの設計、検討資料の作成、ファシリテーションを担当しました。
特に今回は、さまざまな組織からの意見を取り入れつつ、互いに視点を合わせて進めていくことが重要でした。そのため、意見が出しやすい会議を計画し、資料を配布することを心がけました。
デジタルマーケティング戦略は、以下のようなアプローチで検討を進めました。
- 10年軸での外部環境変化整理
お客様のビジネスに影響を与えうる、10年後の外部環境変化をPESTを用いて整理しました。 - 顧客の変化整理
上記外部環境変化を受けて、顧客がどのように変化するのか(心理面や行動面等)を検討し、整理しました。 - 注力する変化を抽出
上記の変化の中から、特にクライアント企業様が注力すべき変化を抽出しました。 - 打ち手の検討
上記変化に対して、どのような打ち手が考えられるか、整理しました。 - 注力する打ち手を抽出
上記の打ち手の中から、さらにクライアント企業様が注力すべき打ち手を抽出しました。 - ToBe像の具体化
外部環境変化及びそれに対する打ち手の実行によって、どのような未来が描けるか検討、具体化しました。 - 3か年のロードマップに落とし込み
上記ToBe像の具体化に向けた、ロードマップを作成しました。これには、実行計画だけでなく、施策の期待効果、リスク、外部パートナー含む実行体制、予算なども含みます。
結果
4ヶ月間でデジタルマーケティングの戦略を策定することができました。この戦略は経営陣から正式に認められました。
またその後、打ち手の実行にスムーズに進むことが出来ました。