背景
前年高評価であったオフライン体験をデジタルと連動させる施策を作りたいとのことで、お声がけ頂きました。
当社は、施策を連動させた際の全体設計、施策間の繋がりの設計と、実行フェーズにおけるプロジェクト支援で参画することとなりました。
実施事項
全体設計
まず、それぞれの施策の顧客像の解像度を上げ、顧客の興味度合いと施策間の繋がりを整理していきました。それをもとに、5つの施策間の望ましい体験フローを定義し、施策間をつなげるための導線の整理を行いました。
また、OMOを見据えた時のデータのあり方を整理していきました。各施策において取得可能なデータ、またそれをどのよう施策内、施策間、もしくは施策外(他事業部等)で活用するのか、について具体化していきました。
実行支援
デザイン及び開発は外部のベンダーにお任せし、私たちは社内のメンバーとしてプロジェクトのサポートを行いました。
具体的には、社内で懸念がある事項の指摘(法務関連や社内の調整、社風など)やデジタル観点での指摘(実行可能性、セキュリティ上の問題など)、予想されるリスク、マーケティング観点での指摘(導線や表現の選び方、理解しやすさなど)を主に行いました。
また、初めは予想していませんでしたが、ベンダー側のスケジュール管理が甘く遅れが多く発生したため、後半はPMOとしてプロジェクトの管理も行いました。
具体的には、WBSの作成と更新、課題管理表の使用と期限管理、ステークホルダー間の情報共有サポート、成果物の整理などを行いました。
結果
5施策並行で当初スケジュールに難ありでしたが、結局リリースは4ヶ月遅れてしまいました。
しかし、5施策中3施策は良い結果が出ました。これらの施策については、他事業部に移管することとなりました。
また、これらの施策推進を得られた知見に関してはナレッジ資料を作成し、関係者へ展開しました。