tryXの新規事業コンサルティングの強み

株式会社tryXの、新規事業コンサルティング支援に関する強み

株式会社tryXは、大きな会社ではございませんが、新規事業開発領域においては、他のコンサルティング会社以上に強みがあると自負しております。

強み1.大手企業における新規事業創出・企画・推進支援実績多数。

株式会社tryXは、一部上場企などの大手企業様へのコンサルティング実績が多数ございます。そのため、大手企業様ならではの新規事業推進の難しさなども理解した上でプロジェクトを進めることができます。

 

例えば、大手企業様が新規事業を推進していく上では、次のような問題が出てきます。

新規事業における課題1:他組織から新規事業企画に対する理解や協力体制が得られず、新規事業施策が進められない

特に弊社tryXが支援する新規事業施策においては、1組織のみで施策が完結する事例がほとんどなく、複数の事業部やIT部、法務など、他組織の協力を得ながら進めていく必要のある新規事業施策が多いです。

これらの新規事業施策を推進する部署は、新しくできた組織のケースが多く(デジタル事業推進室や、組織横断の特別チームなど)、 そのため他の組織から新規事業創出活動に対する理解を得られていなかったり、新規事業推進時の協力体制が構築できていない状態であるケースが多いです。

また、各事業部においては直近足元の数字を追っているのに対して、新規事業においては中長期の視点でプロジェクトを進めていくものになります。そうするとどうしても利害関係が一致せず、ネガティブに捉えられてしまうケースがあります。

 

これに対する解決策として、新規事業の必要性を理解していただく必要があるのですが、その場合数字で示してくれと言われがちです。しかし、その数字を示すためには施策を推進しなければならず、どうしても鶏卵のジレンマ状態を抜け出せずこの壁を越えられないで困っているお客様は多くいらっしゃいます。

そういったケースに関しても、弊社株式会社tryXでは多くご支援させて頂きました。

具体的には、確度の高く、 かつクイックにできるような新規事業案を立案し、 かなり具体的に詳細を詰めた上でその組織に持っていき、その上で協力体制を得るというのが1つのソリューションになります。 

やはり新規事業と言うのはどうしてもふわふわしたものになりがちですが、手触り感のある具体的なレベルまで落とし込んで初めて周りが説得できるようになると考えます。ただし、ここまでの具体的に落とし込むためには専門知識が必要であり、お客様側のみだとなかなか難しいため弊社がよくご支援している新規事業創出・企画・推進支援コンサルティングのスコープの一つになります。

新規事業における課題2:開発ベンダーとの会話が成り立たたず、意図しないシステムが出来上がってしまう

新規事業の推進に際し大手企業様の多くの場合は外部のベンダー様を利用されるかと思います。 また多くの企業様においてはすでにお取引のあるベンダー様がいらっしゃって、IT部様が窓口となって開発を推進しているのが一般的なデジタル関連プロジェクトかと思います。

しかし新規事業の施策推進となると、少し温度感が変わってきます。例えばIT部様は 足元施策の対応で忙しく、プロジェクトに参画できないケースであったり(そもそも前向きな協力体制が得られないこともありますが)、既存のお取引のあるベンダー様では対応できない技術を使っているため、新たなベンダー様を開拓しなければならないなどのケースもあります。

 

いずれにせよ、事業部側の方と、ベンダー様が直接やり取りするケースが増えてくるのがこの新規事業推進の特徴の1つです。

そうしますとどうしても特にデジタル領域に関する前提知識の量が違いますので、なかなか会話が噛み合わないです。 特にベンダー様は、基本的な業務範囲においてはデジタルに対してある程度知見のある方とのコミュニケーションが多いため、デジタルに対してそれほど知識のないビジネスサイドの人間に対してわかりやすく説明する技術が乏しいことが多いです。

その結果、専門用語がたくさん飛び交い、 ビジネス側の人間は何を質問すればいいのかすら分からない状態でベンダーの言いなりでズルズルとプロジェクトが進んでいってしまいます。

 

このようなケースに関しても株式会社tryXでは数多くご支援させていただいております。

例えば具体的なソリューションとしては、ベンダー様のご提案する技術をわかりやすく図解なども踏まえて説明させていただいたり、あえてベンダー様に質問を投げ、回答いただくことでチーム全員が同じ知識レベルを保てるように配慮したり、 会議体をリードさせていただき、全体像を示し、現在どこを話しているのかを明確化することなどによって皆様の理解を深めていきます。

また、新規事業推進における施策概要や実行計画に関しては弊社の方で叩きを作成させていただき、それに対して事業部側の方が気になる点などを質問し、要求事項を加えていく形で進めることでプロジェクトが円滑に進むケースが多いです。

新規事業における課題3:施策結果の分析の仕方がわからない/プロジェクトが進み始めてから検討してしまう

新規事業を進めていくと、非常にやることや考えることが多いことに気づかれるかと思います。その中でも特に疎かになりがちなのが効果測定です。

まずそもそも、多くの場合新規事業の創出においてはアイディアが先に生まれていることに起因し、施策の目的が曖昧です。 それ自体は悪くは無いのですが、企画のフェーズにて改めてこの施策で何を検証するのかという目的を計測可能な形で具体化する必要があります。

 

新規事業の目標設定の際によく使われるフレームワークは、SMARTです。これは、Specific(具体的な)、Measurable(計測可能な)Achievable(達成可能な)、Relevant(関連した)、Time-bounded(期限を定めた)の頭文字をとったものです。

それに加えて弊社では、ネクストアクションを踏まえた目標設定をご提案しています。 案外、施策の効果が良かったものでも、「よかったね」で、そのまま終わってしまうケースも多いです。ですので施策が終わった後に、どう進めていきたいのか、具体的には誰に何の承認をもらい、どのような体制で今後進めていく想定か、そのために必要な説得材料はなにで、どんな懸念を潰しておかなければならないのか、などを予め検討し、未来を見据えた上で施策を設計する必要があります。

 

また検証項目を洗い出した後も、それをどうやってデータを蓄積しどのような指標で何と比較して分析するのか、そのためにデータボリュームは十分なのか、データの偏りはどの程度考慮すべきかなど、実は詰めていくべきことがたくさんあります。

 

こちらの作業は非常に高いスキルが必要とされるため、株式会社tryXで多くご支援させていただいております。

強み2. 戦略×IT×マーケティング領域の3つの交点領域に強み

弊社株式会社tryXの得意な領域としましては、①戦略、②IT(デジタル)、③マーケティング の3つが交わる領域であると考えております。

 

それぞれ 単体のみの領域においては、正直に申し上げてそれぞれ専門とされております他の会社様の方が強いと考えます。 しかし弊社の強みは、これら3つの領域に対して広く知見を持っていることです。 この3つの領域を広くバランスよく抑えていくことによって次のようなメリットがあると考えています。

新規事業におけるメリット1:余分な機能を削り、 検証に最低限必要なシンプルなシステム構成を提案できる

戦略とは、戦いを略することです。その本質は、何を捨てるかという判断であると弊社は考えています。一方で新規事業領域におけるITに関しては、ビジネス要件を満たすためのシステムをどうやって作り上げるかという点が求められます。

これら2つの領域が重なることで、最短で施策検証を行うためのシステムがご提案可能と考えます。どうしてもベンダー様としては、ビジネス要件をより広く取り入れて工数を大きくしていく方向にインセンティブが働いてしまいます。 それに対して弊社が入ることで検証に関係のない不要な機能は削り、システム化する必要は無い機能は人が代わりに実施する(いわゆるメカニカルターク)など、不必要なものをどんどん削ることができます。これによってコストを抑えられるだけではなく、開発期間も短くなり、 推進時のトラブルも減り、クイックに新規事業を実行することができます。

新規事業におけるメリット2:効果検証に必要なユーザーを集めるための集客や仕組みも含めてご提案できる

新規事業において重要な事は、効果検証を行うことです。そのためには、データを貯めるために一定のユーザ数がどうしても必要になります。

また新規事業に限らずビジネス全般に言えることですが、良いプロダクトを作れば勝手に使われるというのは幻想であり、ちゃんとユーザーに使っていただくためのPRや仕組みを導入しなければなりません。

極端な話、新規事業は出来上がって施策を実行しているが、効果検証に必要なデータを貯めるためにはあと1年以上かかるなどといった状況も考えられます。そうならないためにも、あらかじめシュミレーションを行い(戦略コンサルティング領域)、 実施期間内に効果検証が終わるよう、どのような手段でユーザーを集めるのか(マーケティングコンサルティング領域)をご提案することで、効果検証までを計画に組み込んだ意味のある新規事業施策の推進を支援します。

(どうやら弊社が関わる会社様をみていますと、残念ながら作って終わりの会社や、集計が非常に雑、というかこの集計をして何の意味があるのか全く分からない分析を平気で出してくる会社が多いようです..)

新規事業におけるメリット3:よりよいUXを踏まえたユーザー体験をご提案できる

ITに強いコンサルティング会社様にお願いした際、なんだか使いづらいシステムが出来上がってしまったといったご経験はありませんか? 

実は仕組みとして正常に動くことを担保した上で、ユーザ視点でも使いやすいサービスを作ると言うのは非常に難しいタスクです。 昨今では、デザイン会社様がUX設計を支援するケースも増えてきました。 デザイン会社様が開発まで一貫して見れるのであれば基本的にはそれでも問題は無いかと思いますが、現実問題、デザインとシステムのバランスを取りながらシステムを作り上げる事は非常に難しいです。 そもそも、デザイン会社様はシステムがよくわかっていないケースが多く、システムのロジックや画面処理、例外処理など含め要件定義が非常に曖昧になされて、それを投げられた開発会社様が大変困った結果炎上し、当初想定の2倍以上の期間がかかってしまう事例も見てきました。 逆にシステム会社様に要件定義等も含めて依頼すると、残念ながら使いづらいシステムが出来上がるケースが多いです。

これに対して弊社では、システム会社様の要件定義に対してUX視点での改善をご提案させていただくか、デザイン会社様及び開発会社様がいる状況で間に入らせていただき、双方の連携をスムーズにすることを支援させていただくことができます。

尚、かなり専門的な領域に関する課題に関しましては、既存のお取引のあるベンダー様が既にいらっしゃる場合は、その方に相談させていただくと言う形をとっています。仮にそういった方がいない場合は、弊社とお付き合いお付き合いのあるベンダー様をご紹介させていただくケースもございます。

あくまで弊社の立ち位置としては基本的にお客様側のコンサルタントとして新規事業推進を支援していく役割であり、お客様側メンバーに近い動きをいたします。

※開発含めてまるっと依頼されたい場合は別途ご相談ください。

強み3.まるで社内の一員のように動き、新規事業に関わる実務領域もサポート

新規事業を進める上でネックになりがちなのが、お客様の工数問題。 お客様も、その他の業務を持っていたりすることがあるため、なかなか作業時間が取れないのが現実です。さらに、慣れない新規事業領域のため見積もっていた以上の時間がかかってしまうこともあり、お客様側のレビューがなかなか進まないなどといったことも発生します。

通常のコンサルティング会社であれば、あくまでサポートに徹し、オペレーション業務に関しては関与を嫌う会社がほとんどです。 それは、彼らがもともとそういう領域をスコープにしていると言うこともありますし、泥臭く面白くない領域ではあると捉えているコンサルタントの方が多いので避けられます。 もちろん、請負契約ではないのでオペレーションに対して責任を持てないと言うこともあります。

一方で弊社に関してはしっかりと信頼関係が結べたお客様に限り、 契約工数の範囲内でお客様側の具体的な作業を支援いたします。

例えば、通常のコンサルティング業務に加え、以下のような作業があるかと思います。

  1. ミーティングの設定、招集、出席者管理
  2. 会議体や体験会等の事前準備(準備物の購入、搬送、設置など)
  3. ベンダーアウトプット(各種仕様書やシステムなど)の一次レビュー
  4. 社内関係者との利害関係調整

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イメージとしましては、社内のいちメンバーとして作業を振って頂いて構いませんので、そのほかもこんな業務をお願いしたい、ということがあればご相談頂ければと思います。