新しいビジネスアイデアを見つけることは、新規事業担当者や起業家にとって重要な課題です。しかし、時にはアイデアが浮かばず、苦悩することもあります。このような状況に直面した場合、どのように対処すればよいのでしょうか?本記事では、新規事業のアイデアを思いつけないと感じている方々に向けて、有効なアプローチやアイデア発想のヒントを提供します。
株式会社tryXでは、新規事業創出のコンサルティング支援サービスを行っております。もちろんアイデア創出もご支援しております。興味のある方は以下よりサービスの詳細をご確認ください。
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目次
新規事業のアイデアが思いつかないなら、自分なりの発想方法を見つけよう
新規事業を立ち上げるためには、アイデアが欠かせません。しかし、アイデアを思いつくことは簡単なことではありません。特に、自分の得意分野や興味関心とは関係のない業界や市場について考える場合、アイデアが全く浮かばないという経験をした人も多いのではないでしょうか。しかし、実はアイデアを出すための方法はたくさんあります。この記事では、アイデアを出すための具体的なアプローチを紹介し、新規事業アイデアを生み出すヒントを提供します。アイデア発想に役立つアプローチを学び、自分なりの発想方法を見つけることが必要です。
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新規事業のアイデアが思いつく、13個の発想法
ここでは、13個のアイデア創出方法についてご紹介します。似ているものもありますが、自分に合ったアイデア創出のアプローチを使ってみてください。
1人で思いつくアイデア創出法
一人でアイデアを考えたいときは、以下のようなアイデア創出方法があります。
SCAMPER法
SCAMPER法は、既存のアイデアを改善し、新しいアイデアを生み出すためのアイデア発想法です。SCAMPERとは、Substitute(代替)、Combine(結合)、Adapt(適応)、Modify(変更)、Put to other use(他の用途)、Eliminate(除去)、Rearrange(再配置)の頭文字を取ったもので、それぞれの視点からアイデアを発想することができます。
- S (Substitute/代用する): 何かを別のものに置き換えることはできますか?
- C (Combine/組み合わせる): 何かを組み合わせたり、混合することはできますか?
- A (Adapt/応用する): 何かを応用したり、改良することはできますか?
- M (Modify/ 修正する): 何かを変更したり、拡大縮小したりすることはできますか?
- P (Put to other uses/転用する): 何かを別の用途に使うことはできますか?
- E (Eliminate/ 削ぎ落とす): 何かを削除することはできますか?
- R (Reverse,Rearrange/再構成する): 何かを逆にすることはできますか?または、何かを再構成することはできますか?
マッシュアップ法
マッシュアップ法とは、異なる分野や概念からアイデアを組み合わせ、新たなアイデアを生み出す手法です。具体的には、以下の手順で行われます。
- まず、異なる分野や概念からアイデアをリストアップします。例えば、スポーツ、食べ物、音楽、映画、科学技術、など。
- 次に、リストアップしたアイデアをランダムに組み合わせます。例えば、「食べ物」と「科学技術」を組み合わせて、「食品加工技術」や「健康食品の開発」などのアイデアを生み出します。
- さらに、新しいアイデアを組み合わせ、より新しいアイデアを生成することができます。例えば、「スポーツ」と「食べ物」を組み合わせて、「スポーツドリンクの開発」や「スポーツイベントのフードコートの改善」などのアイデアが生まれます。
マッシュアップ法は、異なる分野や概念からのアイデアを組み合わせることによって、既存のアイデアの枠を超え、創造的なアイデアを生み出すことができます。また、新しい分野や市場に進出する際にも、既存の製品やサービスとの組み合わせによって新たな価値を生み出すことができます。
マインドマップ法
マインドマップ法は、中心となるテーマを中心に、関連するアイデアを連想していく方法です。自分自身の関心のある分野を中心に、紙やホワイトボードにアイデアを書き出すことで、新しいアイデアを生み出すことができます。
顧客ニーズの分析
顧客ニーズの分析は、市場で求められているニーズを分析することで、新しいビジネスアイデアを生み出す方法です。顧客の欲しいものや不満を把握し、それに対する解決策を考えることで、ニーズにマッチした新しいアイデアを生み出すことができます。
マンダラート
マンダラートは、関連するアイデアを自然に結びつけ、新たなアイデアを生み出すことができるため、創造性を刺激する効果があります。また、項目やキーワードの数を増やすことで、より多様なアイデアを生み出すことができます。
正方形のマス目を使って、アイデアを創出します。
手順は以下です。
- 大きな正方形を描き、その中にテーマを書きます。
- 大きな正方形を9等分して、小さい正方形を作ります。
- 各小さい正方形に、関連するキーワードや項目を書きます。
- それぞれの小さい正方形について、その項目に関するアイデアを書き込んでいきます。
- アイデアが出なくなったら、別の小さい正方形に移り、同様にアイデアを書き込んでいきます。
- アイデアをさらに発展させたい場合は、各アイデアに対して、さらに細かい分岐を作っていくこともできます。
オズボーンのチェックリスト
オズボーンのチェックリストは、アレックス・オズボーン氏が考案したアイデア創出の手法で、様々な視点からアイデアを考えることができます。
以下、9つの視点があります。
- 転用:改善・改良して新しい使い道はないか?そのままで新しい使い道はないか?
- 応用:他にこれに似たものはないか?過去に似たものは無いか?何か真似できるものはないか?
- 変更:意味、色、動き、音、匂い、様式、型などを変えられないか?
- 拡大:より大きくしたらどうか?何か付け加えたらどうか?もっと増やしたらどうか?
- 縮小:より小さくしたらどうか?何か引いたらどうか?もっと分割したらどうか?
- 代用:他のアプローチはないか?他の構成要素は使えないか?
- 再配置:要素を取り替えたらどうなるか?他のパターンはどうか?原因と結果を置き換えたらどうか?
- 逆転:反対向きにしたらどうか?上下ひっくり返すとどうか?役割を逆にしたらどうか?
- 結合:組み合わせはできないか?タイミングを組み合わせられないか?
インサイドボックス思考
従来のアウトサイドボックス=枠の外に答えがある という考え方の真逆の考え方で、問題は枠の中にあるという思考法です。
具体的には以下の観点で考えていきます。
1.引き算:ある要素を、取り除く
例:iPodタッチ、格安旅行券
2.分割;既存の構成要素を分割し、一部を分離して用いる
例:リモコン、プリンタ
3.掛け算:製品のサービスの一部の要素をコピーして増量し、それまで無意味もしくは奇妙とされていた変更を加える
例:自転車の補助輪、ピクチャーインピクチャーTV
4.一石二鳥:製品やサービスの一つの要素に複数の機能を持たせる
例:化粧品+日焼け止め、タクシー広告
5.関数:無関係と思われていた要素を連動させる
例:スマホの位置情報
強制連想法
強制連想法は、意図的に無関係な2つの単語やアイデアを組み合わせることで、新しいアイデアを創出する方法です。以下に、強制連想法でのアイデア創出法の手順を示します。
- 創出したいアイデアのテーマを決めます。
- テーマから2つの無関係な単語をランダムに選びます。
- 選んだ2つの単語を組み合わせ、新しいアイデアを創出します。
- 3の手順を繰り返し、さらに新しいアイデアを創出します。
例えば、テーマが「飲み物の新しいアイデア」で、ランダムに選んだ2つの単語が「バナナ」と「音楽」だった場合、以下のようなアイデアを創出することができます。
- 音楽に合わせて自動的に味が変わるバナナジュース
- バナナの香りで音楽を楽しむことができるドリンク
- バナナと音楽を組み合わせたカフェの新しいコンセプト
強制連想法は、創造性を刺激するために広く使用されており、アイデア創出の初心者でも簡単に取り組める方法の1つです。
形態分析法
形態分析法は、既存の製品やサービスを分解し、その要素を分析して新しいアイデアを創出する方法です。以下に、形態分析法でのアイデア創出法の手順を示します。
- 創出したいアイデアの対象を決めます。
- 対象を分解し、その要素をリストアップします。
- 各要素について、以下の4つの項目を考えます。
- 形状:形や大きさ
- 色:色彩や模様
- 材質:素材や質感
- 機能:何に使われるか、何をするか
- 各要素の項目を組み合わせ、新しいアイデアを創出します。
例えば、スマートフォンの形態分析を行った場合、以下のようになります。
- 形状:長方形、角丸
- 色:ブラック、ホワイト、ゴールド
- 材質:金属、ガラス、プラスチック
- 機能:電話、メール、インターネット、カメラ、音楽プレーヤー
これらの要素を組み合わせることで、以下のようなアイデアを創出することができます。
- スマートフォンにデザイン性を持たせたケース
- スマートフォンに専用のスタンドを付けることで、ビデオ通話を快適にする
- スマートフォンのガラス部分に、自分の好きな模様を入れることができるカスタムサービス
形態分析法は、既存のアイデアや製品から新しい発想を生み出すための効果的な方法の1つです。ただし、要素の数が多い場合や、組み合わせの数が膨大になる場合があるため、効率的なアイデア創出には時間と労力が必要です。
複数人で思いつくアイデア創出法
複数人の頭脳を活用したアイデア創出方法としては以下があります。
ブレインストーミング
ブレインストーミングは、多くの人が知る代表的なアイデア発想法のひとつです。チームで集まり、自由にアイデアを出し合うことで、新しいアイデアを生み出すことができます。ただし、ブレインストーミングでは、まずは量を重視し、後から整理することが大切です。
KJ法
KJ法は、複数のアイデアをグループ化し整理する手法です。以下にKJ法の手順を説明します。
- ブレインストーミングによってアイデアを出します。
- 出たアイデアを一つ一つ書き出していきます。この時、1つのアイデアに対して1枚の付箋を使用します。
- 書き出したアイデアをテーマに近いもの同士でグループ化します。グループのテーマを一つの付箋で表現します。
- グループを更に大まかなカテゴリーに分けていきます。
- カテゴリーをタイトルとしてまとめ、その下にグループの付箋を貼ります。
- 最後に、まとめを見直して必要に応じて修正します。
この手順を繰り返すことで、アイデアを整理し、まとめることができます。KJ法は、多くのアイデアを効率的に整理することができる手法として、企業やグループでの意思決定に広く用いられています。
Crazy 8(クレイジーエイト)
Crazy 8(クレイジーエイト)は、短時間で8つのアイデアを出す手法です。デザイン思考の中で使われることが多いですが、ビジネスのアイデア創出にも有効です。
Crazy 8は、以下の手順で行います。
1.テーマを決める
最初に、アイデアを出すテーマや問題を決めます。例えば、「新しい商品を開発する」というプロンプトを決めます。
2.A4用紙を8枚に分割する
A4用紙を8枚に分割します。このとき、用紙に8つのボックスを描いておくとわかりやすいです。
2.タイマーをセットする
30秒〜1分間のタイマーをセットし、アイデアを出す時間を限定します。
4.それぞれのボックスにアイデアを出す
タイマーをスタートさせ、各ボックスにアイデアを出していきます。
5.アイデアを発表する
8つのアイデア創出が終了したら、各自が出したアイデアを発表します。グループで行う場合は、お互いのアイデアにフィードバックをして、更にアイデアを洗練させることもできます。
Crazy 8は、時間制限があるため、アイデアを思いつくままに書き出すことができます。
World Cafe(ワールドカフェ)
World Cafe(ワールドカフェ)は、グループでの対話を通じてアイデアを創出する方法です。大勢の人が集まっている場合でも、小グループに分かれて話し合うことで、より深い洞察を得ることができます。
World Cafeは、以下の手順で行います。
1.テーマの設定
まずは、話し合うテーマを決定します。このとき、クリエイティブでインスピレーションを得ることができるテーマを選ぶことが大切です。
2.小グループに分かれて話し合いを開始
参加者を4〜5人程度の小グループに分け、1つのテーブルに座って話し合いを開始します。各グループには、1つのテーマについての質問が与えられます。
3.話し合いの時間を決定
各グループの話し合いの時間を決定し、タイマーをセットします。通常は15〜20分程度の時間で、その間、グループメンバーが意見交換をします。また、グループの意見をまとめる役割を持つ「ホスト」がいると良いでしょう。
4.次のグループに移る
一定時間が経過したら、各グループの「ホスト」が別のグループに移ります。次のグループでは、前のグループの議論を受け継ぎ、更に深めるような会話を行います。このように、グループを変えることで、より多様な意見を集めることができます。
5.全体でアイデアを共有する
各グループで話し合った内容を、全体の参加者で共有します。各グループの「ホスト」が、グループのまとめを発表します。また、他のグループのまとめに対して、フィードバックや質問をすることもできます。
World Cafeは、参加者が多数いる場合でも、少人数のグループで話し合うことで、より深い洞察を得ることができます。また、テーマについての意見交換が自由なため、柔軟性があり、自由なアイデアが生まれることもあります。
まとめ
以上のように、新規事業のアイデア創出について紹介しました。具体的には、マンダラートやオズボーンのチェックリスト、Crazy 8、World Cafe、アウトオブジボックス法、カラーバス法、インサイドボックス思考、強制連想法、形態分析法、KJ法、フィッシュボーン、マッシュアップ法、SCAMPER法など、多種多様なアイデア創出手法や、各手法の特徴や具体的な実践方法について説明しました。
アイデア創出法はいくつもありますが、その時の状況や出したいアイデアの内容や質、自身の得意不得意などを鑑みて選択することが大切です。
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