弊社株式会社tryXの経験上、デジタルマーケティング業務を代行したいと言う客様は大きく3つのパターンがあります。
1つ目は、まだデジタルマーケティングを一切やっておらず、これから着手するものの何からやっていいかわからないと言うパターン。
2つ目は、すでにマーケティングをやっているものの、物理的な人的リソースが足りないパターン。
3つ目は、すでにマーケティングをやっているものの、該当のスキルセットが不足しているパターン。
一言でデジタルマーケティングの代行といっても、これらのケースごとに最適な選択肢は変わってきます。本記事では、これらのケースごとに、デジタルマーケティングの代行を依頼する際に、どのような選択肢を取るべきかというものをご紹介していきます。
目次
1. これからデジタルマーケティングを行う会社が代行を依頼する場合
この場合、前提としてデジタルマーケティングの知識を持っている人材がいないと考えます。このような状況においては、何が正解かを判断する術が社内にない状態です。 ですので、適切なパートナーを選ぶことが非常に重要となってきます。一方で、これからデジタルマーケティングを開始すると言うお客様の予算は小さいケースがほとんどですので、現実問題、比較的経験の浅い社員が割り当てられるケースが多いのが実情です。
まず多くのお客様がやりがちなミスが、まずはリスティング広告をやろう、まずはSNS広告をやろう、SEOをからやってみようの、ようにソリューションを決め打ちして、広告代理店にいきなり依頼してしまうケースです。
広告代理店は、各ソリューションのプロフェッショナル集団である一方、広い範囲を見るのは非常に苦手というか、ビジネスモデル上を提案しないケースがほとんどです。 何が言いたいかと言うと、最も 改善すべきポイントを見ていないのに、適当な手段を選んでしまって予算を投下しまうことになるので、実は遠回りになってしまう可能性があるということです。
弊社がお勧めする方法は、競合他社の分析に加えて、各ソリューションのシミュレーションを行い、どこが1番効果が高そうか、当たりをつけてからソリューションを選定する方法です。大まかな方向性、戦略を描き、それをロードマップ(実行計画)に落とし込むことが、一番重要であると考えます。
また、正直このフェーズでは各ソリューションに対する高いスキルは不要で、どちらかと言えば、アイディアを出してどんどん改善ができるスキルやマインド・体制の方が求められます。
そういう意味で、実は、広告代理店に依頼するよりも、コンサルタントに依頼する方をお勧めします。なぜなら、彼らは俯瞰して マーケティングの全体像を把握し、問題を洗い出した上で目標達成への近道を一緒に考えてくれるからです。 コンサルティングは高価なイメージが有り、まだ不要と思いがちですが実は逆で、先に入ってもらったほうが後々を考えると安く済みます。
一方、小額では受けてくれないケースが多いと言うのは真実としてありますので、弊社は最低4万円/月からの安価なコンサルティングサービスも提供しています。
まとめますと、これからデジタルマーケティングを始める会社が依頼すべきデジタルマーケティング代行とは、
・ 広告代理店ではなく、デジタルマーケティングコンサルタントに依頼する
・ 全体を俯瞰できる、かつ施策アイディアが出せる会社や人材を選ぶ
・理想を言えば、リスティング広告やSNS広告、SEOなどの業務も出来る(実行まで一貫して依頼できるため)
・先行投資と思い、ケチらない(ケチるとスキルがない人材がアサインされ、上手くいかない)
< 株式会社tryXのコンサルティング支援サービスのご紹介 >
新規事業で何かお手伝い出来ることはありませんか?
株式会社tryXでは、アイデアの創出から実行支援まで、ワンストップで伴走したコンサルティングサービスを提供致します。
弊社のコンサルティングサービスは、 数年間の長期にわたるご支援実績が豊富な点が特徴的で、東証スタンダード上場企業様からも多くの信頼を獲得しております。もちろん中小企業様もご支援させて頂いております。
まずは無料でご相談してみてください。
株式会社tryXの新規事業コンサルティング支援について詳しく >
株式会社tryXでは、データ主導での意思決定を支援する、デジタルマーケティングコンサルティング支援を行っております。
戦略策定から実行支援までワンストップで、伴走型でご支援するため、限られた資源でマーケティング効果を最大化することが出来ます。これらの成果は累積で積み上がり、加速度的に事業を成長させることが出来ます。
まずは無料でご相談してみてください。
2. デジタルマーケティング業務を補ってもらうために代行する場合
業務を外出しするのは、一番向いているケースだと思います。それは前提として、その業務を把握している人材が社内にいますので外注先の管理ができると言う点で、選択肢として優れていると思います。
この場合は通常、広告代理店が選ばれると思います。広告代理店であればツールについて詳しいですので、こちらから施策を指示すれば、 後はいい感じにやってくれるケースが多いです。当然で、広告代理店と言ってもピンキリですので、その点は注意が必要です。
また、デジタルマーケティングができるフリーランスに入ってもらうと言うケースもあります。このケースでは、その人材のスキルを見る目が非常に重要ですので、良いデジタルマーケターを見極めれば広告代理店に依頼するよりも安価で済みます。ただ広告代理店であれば、デジタルマーケティングの最新情報の鮮度が高かったり、広告代理店しか使えないツール(先行的に一部機能が使えるようになるなど)があるなどは実際ありますので、本当に数%の改善を目指すのであれば広告代理店に依頼する形が良いです。そうではなくとりあえず運用コストを下げたいと言うことであれば、フリーランスがオススメです。
弊社株式会社tryXでは、jobhuntというサービスを通してフリーランスを採用しており、オペレーション部分はフリーランスに手伝っていただくと言うビジネスモデルを行っております。通常のフリーランス紹介サービスと違うのは、我々がデジタルマーケティングに長けた会社になりますので、スキルを見極める目がしっかりあるということです。
もしコストを下げたくてフリーランスを探しているが、良い人材がなかなか見つからないと言うことであれば一度お声掛けいただけるとうれしいです。
3.デジタルマーケティングのスキル不足を埋めるために代行する場合
社内に該当のスキルセットを持つ人材がいない、と言うことで代行する場合は、そのソリューションに長けた会社に依頼するのが一般的です。 ある程度デジタルマーケティングわかっている人材が社内にいれば、代理店とのやりとりもそこまでミスは発生しないでしょうし、適切な指摘もできるので、そこまで代理店管理に困る事は無いのではないでしょうか。
この場合では、高い専門性を求めていると思われますので、情報の鮮度や網羅性の観点から、フリーランスよりも広告代理店などの企業に依頼した方が良いでしょう。
デジタルマーケティング代行に必要な予算(金額)は?
デジタルマーケティング代行に必要な予算(金額)はどのくらいでしょうか。その答えは、形態ごとに変わってきます。
広告代理店にデジタルマーケティング代行を依頼する場合
まず広告代理店の場合は、通常運用予算の15%〜20%で、最低手数料の下限が決まっているのが一般的です。ですので運用予算が少なすぎると運用コスト部分が大きくなる点に注意です。
また初回にアカウント構築費がかかるケースが多いです(例えば5万円など)。
コンサルタント会社にデジタルマーケティング代行を依頼する場合
コンサルタントもかなりピンキリなので一概には言えませんが、まず戦略系のコンサルタントとマーケティング系のコンサルタントがいますが後者の方が圧倒的に単価が安いです。戦略型のコンサルタントであれば、事業モデルを含めたより広い範囲を俯瞰したアドバイスを期待できますが、何せ高いので、大手企業様以外には代行は向いていません。
マーケティング系のコンサルタントであれば、多くのお客様にとって大体5,000円/h〜が妥当だと思います。これより安いコンサルタントもたくさんいますが、ここだけの話、それ相応です。
フリーランスにデジタルマーケティング代行を依頼する場合
ほぼコンサルタントと同じです。違いは、コンサルティング会社であれば裏に会社があるためそこのナレッジを使えることです。ですのでフリーランスの場合は圧倒的に人選が重要です。
金額感は、コンサル会社よりも少し下がって4,000円/h~が妥当だと思います。ただし稼働条件や人によってもちろん差異はあります。
デジタルマーケティングの代行で失敗しないためのコツ
いずれのケースにおいても、デジタルマーケティング業務を代行する際に失敗しないようにするコツがあります。
1.お互いにわかる言葉でコミュニケーションを取ること
わかる言葉で喋ってもらうこと、特に横文字がわからなければすぐに説明を求めることが重要です。ちゃんと 理解していない人ほど、難しい言葉を使いがちです。結局その人がよくわかっていないと言うケースも往々にしてあるので、ちゃんとわからない事はわからないと言って説明してもらう方が良いです。
逆にお客様側の専門用語もちゃんと説明するようにして、同じ共通認識を持てるように注意しましょう。
多くのプロジェクトを見ていてうまくいかないケースの原因の1つが、このコミュニケーションにあります。
2.達成可能な目標を設定すること
時折、明らかに無理な目標を言われたり、逆に案件が欲しいから出来もしない事を出来るという代理店を見かけます。
これは 長期視点で絶対に失敗するパターンです。
お互いに現実的では無い事は言わず、 数字をもとにした妥当性のある話し合いをすることが重要です。
また、 デジタルマーケティング業務においては、正直数字がちゃんと読めるものというのはほとんどないので、ある程度幅を持った上で、可能性の話をちゃんとしていくことが重要です。
3.目標達成を一緒に目指す仲間であると考えること
お互いが同じ目標を共有しており、 コンサルタントや代理店に任せていれば大丈夫と言うスタンスではなくて、一緒に問題を完結する仲間であると言うスタンスで対峙することが非常に重要です。
デジタルマーケティングを代行する際の選択肢まとめ
以上、ケースごとにオススメの選択肢をご紹介して来ました。以下にまとめると、
- デジタルマーケティングを始めたばかりの会社であれば、コンサルタントに依頼するのがオススメです。
- デジタルマーケティングのリソースが足りないのであれば、代理店やフリーランスに依頼するのがオススメです。
- デジタルマーケティングのスキルセットが足りないのであれば専門性の高い会社に依頼するのがオススメです。
- いずれの場合も前デジタルマーケティングを代行する場合は、代理店やフリーランスとお客様の適切な関係性を保つことが重要です。
デジタルマーケティングを代行する際に重要なのは、結局人の関係だと思っています。お客様と、コンサルタントや代理店と適切な関係を保つことが重要であると考えます。
ちなみに弊社でも、デジタルマーケティング業務の代行を支援しております。無料で診断もありますのでもし気になった方はお気軽にご連絡ください。
本記事を参考に、 より信頼のできる代理店やコンサルタント、フリーランスが見つかる事を祈っております。
< 株式会社tryXのコンサルティング支援サービスのご紹介 >
新規事業で何かお手伝い出来ることはありませんか?
株式会社tryXでは、アイデアの創出から実行支援まで、ワンストップで伴走したコンサルティングサービスを提供致します。
弊社のコンサルティングサービスは、 数年間の長期にわたるご支援実績が豊富な点が特徴的で、東証スタンダード上場企業様からも多くの信頼を獲得しております。もちろん中小企業様もご支援させて頂いております。
まずは無料でご相談してみてください。
株式会社tryXの新規事業コンサルティング支援について詳しく >
株式会社tryXでは、データ主導での意思決定を支援する、デジタルマーケティングコンサルティング支援を行っております。
戦略策定から実行支援までワンストップで、伴走型でご支援するため、限られた資源でマーケティング効果を最大化することが出来ます。これらの成果は累積で積み上がり、加速度的に事業を成長させることが出来ます。
まずは無料でご相談してみてください。